オースギ乙字湯エキスとは?漢方薬について知る!

病院で漢方薬を処方されたという人は年々増加していて、漢方薬が今秘かに注目を集め始めています。

副作用が少なく、西洋医学では解決できないような「未病」対して有効なので、冷え性や肩こり、むくみなどの改善に漢方薬が使われています。

最近病院を受診したら漢方薬を処方されたけど、本当に良いものなのかわからないと不安に思う方もいらっしゃいます。

そこで今回の記事では漢方薬の一種であるオースギ乙字湯エキスについてご紹介します。

オースギ乙字湯エキスとは?

顆粒剤

まずはオースギ乙字湯(オツジトウ)エキスが何なのか詳しく解説していきます。

オースギ乙字湯エキスは大杉製薬株式会社という製薬会社が製造・販売している漢方薬で、主に病院で処方されています。

乙字湯は痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘の治療に用いられていて、便が硬くて便秘気味の患者さんに良く処方されます。

エキスと書いていますが、中身は顆粒剤なので水と一緒にサッと飲めるのが特徴です。

大杉製薬株式会社について

大杉製薬株式会社は明治38年に創業を開始し、現在は大阪に本社を構えています。

乙字湯以外にもオースギ黄連解毒湯オースギ防風通聖散オースギ辛夷清肺湯など多くの漢方薬を製薬しています。

漢方薬を処方してもらって調べてみると大杉製薬の漢方薬ということが多いです。

オースギ以外の漢方薬を作っている製薬会社はツムラクラシエが有名です。

漢方薬の効果・効能

漢方調合

最近病院で処方されることが多くなった漢方薬ですが、実は7世紀ごろに中国から日本へ渡り、日本国内で独自に発展してきたものなのです。

中でも未病と呼ばれる病気の一歩手前の状態、冷え性やめまい、むくみなどの症状を治すことが出来ると言われています。

乙字湯が効果を発揮する便秘は悩みを抱える人が非常に多く、未病に分類されるため西洋医学では解決が難しいと言われています。

なぜ乙字湯を飲むことで便秘が解消して痔も治療できるのか、それは漢方薬の特性に秘密があります。

漢方薬の効果

漢方薬は身体の一部分に現れる異常を取り除くのではなく、身体を正常な状態に戻すことを主としています。

西洋医学の場合は怪我をした箇所のみを治療することを得意としますが、漢方の場合は身体に異常が出た原因を突き止め、改善するための工夫をするのです。

そのため身体の異常によって引き起こされる「未病」を治療することが可能なのです。

漢方の考えでは人の身体と自然は同じサイクルで動いていて、その流れを正常に戻すことで健康になると言われています。

つまり漢方薬の効果は異常が出ている場所だけを治すのではなく、その人の体質を元から治して関連した症状が無くなるということです。

漢方薬の効能

一般的な薬の効能は1種類のみですが、漢方薬の効能は1つの薬の中に沢山の効能が含まれています。

頭痛薬は頭痛を止める効能しかありませんが、漢方薬の場合は頭痛以外にも作用するように作られています。

一つの症状を治そうと漢方薬を試したところ、ほかにも気になっていた症状が緩和したという話は良く聞きます。

漢方薬が持つ独特の性質によって、近年になって再び注目を集めているというわけです。

漢方薬の特性

漢方を取り出す

漢方薬は様々な効果・効能がありますが、それは漢方薬が様々な生薬を組み合わせて作られた製剤だからです。

生薬は天然由来の薬効を持つ動物・植物・鉱物などから有効成分のみを抽出したもののこと指します。

有名な生薬の一つに「生姜」があります。

生姜は身体を温めて風邪を予防したり治す効果がありますが、そういった効果を持つ生薬を数種類配合することで初めて漢方薬となります。

乙字湯も例外ではなく、乙字湯には下記の生薬が配合されています。

  • ・ダイオウ
  • ・サイコ
  • ・ショウマ
  • ・カンゾウ
  • ・オウゴン
  • ・トウキ

乙字湯の効果・効能

便秘に悩む女性

乙字湯は主にに対して効果を発揮します。

痔の症状は漢方の考え方では血(けつ)が滞った状態が肛門にあるという状態になります。

乙字湯にはこの滞ってしまった血の流れを良くして、うっ血を取ることで痔の腫れや痛み抑えてくれます。

血行が良くなることで大便の通りが良くなり、排便時の痛みと圧迫を避けることが出来ます。

さらに筋肉の緊張、肛門の締まりを良くすることで内痔核が外へ出てこないようにします。

女性に多いと言われている便秘ですが、頑固な便秘でも効くと一部では愛用者がいるほどです。

オースギ乙字湯エキスの副作用

熱がある女性

漢方薬は様々な生薬が組み合わさって作られているので、稀に副作用が出てしまう人がいます。

多く出やすいのが発熱、から咳、息切れ、発疹、発赤、呼吸困難、腹痛、下痢、食欲不振、悪心、不快感、かゆみ、嘔吐等で、これらの症状を少しでも感じたらすぐに服用を中止しましょう。

妊娠している方や授乳中の方は特に注意が必要で、市販薬を購入する場合でもご自身で判断するのではなく薬剤師さんや担当医師に相談して服用しても大丈夫な薬を探す必要があります。

胃腸などの消化器官が弱くて軟便気味だったり低血圧や、著しく体力を消耗していて虚弱な人は基本的に投与しては行けません。

これらの症状は小児や高齢者に多くあらわれやすく、漢方薬の含有量に十分注意しましょう。

他にもアレルギーをお持ちの方は主成分にアレルギー反応を起こす生薬がある可能性もあるため、経口摂取する前に医師に相談して良く確認することが大切です。

オースギ乙字湯エキスを服用することで発生する副作用について詳しくご説明します。

間質性肺炎

肺の中にあるブドウの房のような形をした肺胞と呼ばれる袋に炎症損傷が起こることで壁が厚く硬くなる肺炎の一種です。

肺が硬くなることで酸素が取り込みにくくなります。

尿量減少や手足のむくみ、まぶたが重くなる、手足がこわばるなどの症状が現れます。

喫煙者に多い症状ですが、漢方薬副作用として現れやすい肺炎です。

偽アルドステロン症

甘草(カンゾウ)の過剰摂取によって起こる病気で、アルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されたように身体が錯覚する病気です。

全身にだるさが現れて手足に力が入らなくなったり、手足が引きつったり痺れます。

甘草は甘み成分として欧米ではお菓子の添加物として使用されているので、甘草を含んでいる漢方薬を併用する際は慎重に薬を選んでください。

ミオパチー

ミオパチーは筋肉に関係する痛みのことで、筋疾患の症状の大部分をミオパチーと呼んでいます。

漢方薬による副作用で現れるミオパチーの初期症状は主に体にだるさが残ります。

偽アルドステロン症との大きな違いは、ミオパチーの場合は皮膚や白目の部分が黄色くなることで、一目でわかります。

黄疸も併せて発症するケースがあるため、体に倦怠感を感じたら注意が必要です。

他にも肝機能障害を併発する可能性もありますのでちょっとでもおかしい傾向を感じたら症状を検索し、専門医の診療を受けてください。

乙字湯エキスの用法・用量

水を差しだす女医

成人の場合は1日7.5g2~3回にわけて食前か食間に水かぬるま湯で服用するのが好ましいです。

オースギ乙字湯エキスの場合は2.5g包装されているため、個人で量を調整する必要はありません。

但し年齢や体重、症状によって効果は適宜増減しますので必ず医師によって指示された服用方法をお守りください。

漢方薬は身体に吸収されることで効果を発揮しますので食前に飲むのが一番おすすめです。

しかし注意しなければ行けないのが飲み忘れで、飲み忘れてしまった場合はすぐに飲むようにしましょう。

但し次にくすりを飲む時間が近い場合は飲み忘れ分は飲まずに、1回分を服用するようにしてください。

必ず1回分を決められた時間に飲むことが大切で、飲み忘れたからと2回分を1度に服用しないようにしてください。

また、高齢者は生理機能が低下しているため、成人が飲む量では少し多いので分割するなどして減量する必要があります。

オースギ乙字湯エキスの保管方法

オースギ乙字湯エキスは通常の薬と同じように直射日光が当たらない暗所での保管となります。

湿気の少ない涼しい場所が最も好ましいです。

天然生薬を原料としているため、味や色に多少の違いが生じることがありますが、効果に変わりはありませんのでご安心ください。

基本的に茶褐色なので、明らかに変色してない場合は服用しても大丈夫です。

逆にかたくなっていたり、淡い灰色になっている場合はすぐに捨てましょう。

また、余ってしまった製剤は長期間保管せずにすぐに捨ててください。

上記のこと以外にも添付されている文書に記載されている概要は必ずお守りください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、オースギ乙字湯エキスについてご紹介しました。

大杉製薬は医療機関に提供している薬を作っている製薬会社で、様々な漢方薬が登録されています。

乙字湯に関しての情報も明記されているため、医療機関で大杉製薬の漢方薬は良く使われています。

痔の症状にお悩みの方はぜひオースギ乙字湯エキスをお試しください。

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ライター:監修

木村妃香里写真

薬剤師

木村妃香里

全国に展開する大手ドラッグストアにて勤務する薬剤師ならではの広い視野を生かして活動中。

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