肛門がんの症状や治療について

とても怖い病気として恐れられている「がん」

実は肛門もがんになることがあるってご存知でしたか?

この記事ではそんな、「肛門がん」についてとりあげてみます。

肛門がんとは?

おすすめ

肛門がんが発生するのは主に肛門皮膚部です。

広く知られている名称として「扁平上皮がん」としては有名です。

肛門がんの多くは肛門管の特殊な上皮から発生しています。

細胞検査をしたときに悪性の所見が出るのですが、一般的に浸潤することが少なく、いわゆる前癌状態にとどまる場合が多いのも特徴です。

好発部としては肛門の入り口に近い「肛門管」の細胞が多いのも、肛門がんの特性です。

実際には肛門の入り口から数センチの部分にある部位にがんができる状況なのです。

患者は女性が多く、男性患者の二倍にもあたります。

肛門がんの原因は?

原因

肛門上皮内がんや扁平上皮がんの原因はヒトパピローマウイルスに感染することで発病すると考えられています。

そのほかにも年齢が50歳を過ぎている人や、人免疫不全ウイルスの保菌者も感染を起こす可能性が高いとされています。

従って長期にわたり痔疾患、(痔瘻)を患っている人は肛門がんにかかる確率高いわけです。

肛門がんの症状は?

病状

尖圭コンジローマが完治せずに放置している人や既に子宮頸部や膀胱等のがんの治療で放射線治療の経験がある人は、肛門がんに対する心配があります。

肛門がんの症状は、初期の間は気にならない状態ですが、徐々に進行をしていきます。

はじめのうちは気にならないくらい軽くても、だんだんと進行していきます。

排便時の出血や痛みに異常を感じて早期に肛門科を受診する人も中にはいます。

これが進行するにつれて肛門周辺にしこりを感じるようになり、膿や粘液が排出されるようになるので、ようやく異変に気が付く場合がほとんどです。

細かな症状は一切ないまま、いきなり鼠径部のリンパ節が腫れることで異変に気付く場合もあるなど、その人によって症状の現れ方にも変化があるのが、肛門がんの特性でもあるのです。

肛門科での診察は?

診察

まず医師が肛門部にしこりがないかどうか?を調べるたに指診という方法で肛門を検査していきます。

直接的に肛門から指を入れて検査をするので肛門がんの可能性がある場合には組織を採取して調べることになります。

肛門がんが疑われる場合、組織の一部を採取して調べるという生検を通して確定診断をすることがほとんどです。

さらに内視鏡やCTおよびMRIという画像診断を用いて細かな検査を進めていきます。

肛門がんの広がり具合や転移の有無を確かめるためには肛門管超音波検査を使います。

肛門がんの治療について

がん 治療

肛門がんの手術は、症状や進行によって様々な術式が選ばれます。

肛門の腫瘍を健常な組織の一部と一緒に切除する「局所切除」は、肛門がんの範囲が小さく早期の場合に選ばれる方法です。放射線療法と併用する場合もあります。

肛門がんの範囲が広い場合には腹部を開腹して肛門及び直腸とS字結腸の一部までを摘出する「腹会陰式切除術」を勧められます。

もしくは「直腸切除術」として人工肛門に置き換える術式を選びます。

既に進行して肛門がんの場合には避けられない状態です。

放射線治療も行う場合

放射線

放射線治療とは、高エネルギーX線を使ってがん細胞の死滅と進行による、増殖の阻止のための治療法です。

肛門がんの種類の中でも一番多くみられる扁平上皮がんと診断された場合には放射線を用いて治療していきます。

その際に外照射療法は放射線装置を使って外側から照射をしていきますが、内照射療法の場合には針やカテーテルを用いて体内に放射線物質を入れ、肛門がん細胞の内部やその周囲に照射する方法です。

その後細胞の生検を行い、がん細胞が死滅していれば治療は終了となります。

肛門がんの化学療法について

化学治療

肛門がんの場合には、発見が遅れてしまう場合も多いので、化学療法が選ばれることがほとんどです。

一般的な、がん治療と同じで経口や注射によって体内に投与される方法です。

血液の流れに乗って肛門がんの細胞へと到達することを目指します。

化学療法の場合にはある程度の副作用は避けられないものですが最近は、重篤な副作用も軽減されています。

自分の体の状態にあった化学療法を医師が選びますのでそこは安心して委ねるべきでしょう。

まとめ

まとめ

肛門の異変を相談することに強い抵抗を持つことは誰も同じです。肛門がんの早期発見と早期治療がとにかく大事です。

毎日肛門をシャワートイレで洗浄するときや、トイレットペーパーで拭う際に、何らかの異常を感じたときには、長期間放置せずに、必ず専門医の診察を受けるようにしてください。

乙字湯比較ランキング
   

ライター:監修。

木村妃香里写真

薬剤師

木村妃香里

全国に展開する大手ドラッグストアにて勤務する薬剤師ならではの広い視野を生かして活動中。

今月のアクセスランキングNO.1

今月のアクセスランキングNO.1

2018.10.10

切れ痔、いぼ痔でお悩みの向け乙字湯比較ランキング調査

切れ痔、いぼ痔にお悩みの方を徹底サポート!

オススメ乙字湯

おすすめ記事

  • 便秘と痔の悩みを解消

    2017/07/28

    NHKきょうの健康 便秘と痔の悩みを解消 セルフケアと治療 (生活実用シリーズ)

    お通じに関わるトラブルがすっきり! 排便トラブルは男女を問わず起こり、生活の質を著しく落とす。人知れず悩む人が多く、受診が遅れると悪化するケースもある。食事や運動、排便リズムを整えるなど、早めの対処で“すっきり健康な毎日 […]

  • 痔は自分でここまで治せる

    2017/07/28

    痔は自分でここまで治せる (ビタミン文庫)

    恥ずかしくて病院に行けない痔主のみなさん、痔を自宅で上手に治す方法を教えます!痔の自己診断法から家庭での治療法、対処法まで専門医が詳しく解説。 赤ちゃんから老人まで、多くの人が痔や肛門疾患に悩まされている。すぐに病院へい […]

  • 痔の最新治療

    2017/07/28

    痔の最新治療―可能な限り切らずに治す (よくわかる最新医学)

    痔はとても患者数の多い病気。「痔は生活習慣病である」「できるだけ切らずに治す」という立場から、最新の診断と治療の方法について分かりやすく説明します。 痔はとても患者数の多い病気です。「日本人の3人に1人が痔主だ」と言われ […]

ページ上部へ戻る

切れ痔、いぼ痔でお悩みの方に、漢方乙字湯研究所 痔の薬比較ランキング